キャリア形成を念頭に置いた事務手引き

 1 派遣労働者対応
1-1 派遣労働者に対する相談
1-1-2 派遣労働者との相談はプライバシーに配慮する。
1-1-3 派遣労働者からは、将来キャリアを歩みたいのか希望を聴取する。
1-1-4 派遣労働者に対し、これまでの経歴を踏まえた選択肢に係る派遣労働者の多寡等の労働市場 の動向についても情報提供する。

1-2 派遣労働者への紹介
1-2-1 希望する条件に合致する派遣労働があった時は派遣労働者へ提示する。
1-2-2 その際、可能な限り派遣労働者のキャリア形成に資する派遣労働から提示するように努める。

 

 

 2 派遣先対応
2-1 派遣先の開拓
2-1-1 派遣先の開拓にあたっては、従来からの顧客については定期的に訪問して、 派遣受け入れ希望の有無を確認するほか、 新規顧客の開拓も積極的に行う。
2-1-2 開拓にあたっては、当社に所属する派遣労働者の特徴及び成果についてアピールする。

2-2 派遣受け入れ希望の受付
2-2-1 派遣受け入れ希望の受付にあたっては、その内容が真実であること、法令違反がない事について予め確認をおこなう。

2-3 派遣受け入れ条件の見直し
2-3-1 派遣受け入れ条件に見合った派遣労働が極めて少ない状況である場合には、派遣受け入れ条件等について相談をおこなうこと。

 

 

 3 中長期的な観点での派遣先提供
3-1 派遣契約から直接雇用への移行
3-1-1 派遣先提供、派遣受け入れ希望の受付にあたっては、派遣労働者の雇用安定を念頭に、中長期的な就労となるよう留意する。
3-1-2 労働者への派遣先提供にあたり、直接雇用へ移行に関する情報も積極的に提示する。
3-1-3 派遣受け入れ希望の受付にあたり、可能な限り直接雇用への移行を考慮した受け入れ条件の提示を行う。
3-1-4 該当派遣先を提供する派遣労働者のキャリア形成にあたっては、リーダー研修やマネージメント講習等、上位役職への移行を視野にいれた教育訓練を含むキャリアパスを提示するように努める 。 

 

                                            平成29年10月1日